誠に遅蒔きながら(一社)日本ツーバイフォー建築協会九州支部も、今般漸くホームページ開設の運びとなり、ご尽力賜りました関係各位に厚くお礼申しあげます。
ところで昭和49年に建築基準法の技術基準告示を受けて今年で46年目を迎えるこの「枠組壁工法」を、何故ツーバイフォー(2×4)工法と呼ぶのか、皆様はご存じでしょうか?一般的にはフレーミングの際、最も多く使われるスタッド材の小口寸法が「2inch×4inch」だからと私達は教わりましたが、それじゃ一体誰がこの「2×4工法」の名付け親なのか?それは「はっきりとは判らない?」と云うのが模範解答のようです。どうも2×4工法がオープン化される前の昭和40年前後から、木場のランバー材輸入業者の若手達がこのスタッド材のことを「ツーバイーフォー材」と呼び始めたらしく、恐らくそれらの木材関係者から拡散されて「2×4工法」の名称が定着し、当協会もしっかり活用させて頂いていると云う次第です。出自は大変謎めいた「2×4工法」ですが、その実態はこの46年間に何と累計300万戸を全国に供給し、また国内住宅着工戸数の12%に届かんとする勢いであり、高気密、高断熱、そして耐震性能等は住宅市場に広く受け入れられ、これからは国産材活用との相乗効果を鑑みて、非住宅部門にも積極的にその可能性を追求して参りますので、今後の2×4九州支部の活動に何卒ご注目下さい。
全世界に蔓延するコロナウィルスの一日も早い終息を祈念申し上げ、ホームページ開設の支部長挨拶と致します
令和2年4月3日
(一社)日本ツーバイフォー建築協会九州支部長 小 倉 和 彦